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CR処置後の咬合痛、冷水痛

  • 2020年5月20日

院長の郡です。

コロナウイルスの影響は甚大で、医院マネジメントにも大きな影響を及ぼしています。そんななか、一人の感染者も出すことなくここまでこれてることは、結果として間違ってなかったと考えております。

院外の行動も感染予防は徹底しております。私が感染すると歯科治療を求めて来院される患者様も、ひいてはスタッフも守れなくなります。

さて、外に出れないからこそできることがあると思い、とにかく勉強しようと思っています。

昨年は私は専門医の更新等もあり、外の学会で勉強することを目的としていました。それで得たものも多くあり、また学会と同時にしたランニングでも新鮮なルートで気持ちいい経験ができました。もっとも印象が強かったのは日本顕微鏡歯科学会でした。

今年は、「書物」です。今年は一切の学会に行くつもりはありません。今年の目標に「内部改革」を上げています。内部を変えるならまず自分が変われです。すべては人にさせる前にまず自分からだと思っています。外に出ず内側をよく見て改革を検討していく意味あいが閉じこもりの今年にはあります。不景気で旅費が捻出できないのもあります。感染リスクも理由にあります。そうすると本に学べです。私は歯科医師としてまだ目標の70%しか達成できてないて思っており、まだまだ足りない部分があります。

本題の「CR修復時の冷水痛、咬合痛」です。CRとは、歯に詰める白い樹脂です。折角治療したのに、痛みが取れないというのは患者様にも、術者側にもストレスとなります。それを起こさないようにするにはどうすればいいかということです。

それには治療後の冷水痛、咬合痛の原因をまず知る必要があります。歯の神経が悪くない場合においてもそのようなことが起こる場合は

①接着不良(つまり、つめものがちゃんとついてなくて、咬んだときに詰め物がズズズっとズレるのでそれが刺激となり、違和感や咬合痛ででてきます)

②重合収縮(詰め物は光で固めますが、固まる時に縮むのです。そうすると、周りの歯をぐーーっと引っ張って歯にひずみ応力がかかり、微細な日々や隙間(コントラクションギャップ)をつくってしまうのです。それがマイクロリーケージ(辺縁漏洩)の原因となり冷水痛や違和感が起きる可能性があります)

上記が起きないように、まず接着はしっかり行うべきで、それには防湿と確実なボンディング処理が必要です。ボンディング材の乾燥不良や厚みのムラがあっても接着不良に繋がる可能性があります。

また、重合収縮については積層充塡を行い、光重合も緩やかに重合させるのがいいと考えています。バルクベースでデンチンシーリングをするのもいいし、窩洞全体を充塡するのもいいと考えています。

今回は日本歯科医師会雑誌に同様の内容が記載があったので、その確認ができました。そのような知識はすべて明日の臨床に役立ちます。とにかく、私は今年は出れないからこそ沢山勉強したいです。本をあまり読んで来なかった私が今年はめずらしく、経営・マネジメント・歯科書物・心理学の本を複数冊今年だけで読んできました。

「蛍雪の功」

そのような私が今年の理想です。

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