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つめものの境目の着色

  • 2020年5月20日

院長の郡です。

CRの処置は毎日行っており、これはどの歯科医師も行う処置ながら、奥は深くそのテクニックやスキルで予後に差が出てきます。

CRの辺縁の着色について、日本歯科医師会雑誌で確認しました。

歯にはエナメル質と象牙質があり、エナメル質はCRとの接着性がよく、象牙質は接着性がおちます。それを考慮するとエナメル質との接着面積を広く取りたいところです。また前歯部は色調も合わせたいところです。ですのでCR修復では「ベベル(窩洞辺縁エナメル質の斜め形成)」が推奨されます。また重合収縮をコントロールしなければ、コントラクションギャップを生み出しホワイトマージンとなったりして境界が明瞭になり審美性に欠ける修復となる可能性もあります。

また、前歯部ではエナメル質の透光性も重要です。どちらかといえば、前歯部では色の彩度を合わせるよりも色の明度を合わせる方が重要に思えます。明度が綺麗に合わせられた修復は境界が分からず審美的です。

折角治療するからには長持ちする修復を心がけて行きたいです。とにかく生涯学習です。頑張ります。

 

あと、当院のスタッフのなかで多くのスタッフの治療も担当させてもらっておりますが、いずれも治療は上手くいっており幸いです。私がみなさまの力になれれば光栄です。

 

 

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