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こんにちは、歯科医師の稲吉です。
TCH = Tooth Contacting Habit(歯列接触癖)とは 無意識に上下の歯を接触させ続ける癖のことです。これがあると顎関節症や歯の痛み、肩こりなどの原因になることがあります。健康な状態では、上下の歯は食事や会話のとき以外は接触していません。
TCHがある人は、無意識に
- 軽く歯を当て続ける
- 常に噛みしめ気味
- 気づくと上下の歯が触れている
という状態になります。重要なのは強く噛んでいなくても問題になる点です「軽く触れてるだけだから大丈夫」は誤解です。歯や顎は「接触し続けること」に弱い構造です。
TCHによって顎の筋肉がずっと緊張していると歯や歯の根にじわじわ負担がかかり、関節(顎関節)が休めません。結果として、顎関節症(口が開きにくい・音が鳴る)や歯の痛み・知覚過敏・頭痛・肩こり・首こり・詰め物や被せ物が壊れやすいといった不具合が起こりやすくなります。原因は主に「無意識の緊張」が関係します。ストレスやパソコン・スマホ作業(集中)、姿勢の悪さ(猫背)、精神的な緊張状態などがあり特にデスクワーク中の人はかなりなりやすいです。今この瞬間、確認してみてください。上下の歯、触れていませんか?もし触れていたら、それがTCHのサインです。
改善方法は薬や手術ではなく、習慣修正が基本です。唇は閉じていても歯は離す。舌は上あごに軽くつく状態が良いとされています。また、無意識を意識下に置くことも重要です。1時間ごとに自身でチェックする。スマホのリマインダーなどで確認することも有効です。姿勢も影響があります。猫背 → 顎が前に出る → 噛みやすくなる→ 背筋を伸ばすだけでも改善します。
最後にTCHに気づいた時は深呼吸をしましょう。深呼吸が1番簡単な対策でストレス改善方法です。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。