近年、歯科界で急速にコンピューター技術を使用した治療が普及しています。当院でも、セレックという装置を使ったCAD/CAM治療を行っております。CAD/CAM治療により、早く正確につめ物や被せ物を作ることが可能になります。
作れるつめ物、被せ物の種類は多用で、インレー、クラウンはもちろん、ブリッジやラミネートベニア、インプラント上部構造も製作可能です。
セレックは歯の製作が早く、信頼性が高い装置
当院はセレックというCAD/CAM装置を備えております。セレックは歴史が長く信頼性が高い装置です。早ければ1本の歯をわずか30分ほどで製作することも可能です。
光で歯型を取り、コンピューター上でつめ物、被せ物の形を設計し、ミリングマシーンと言われる装置で削り出します。
削り出されたつめ物、被せ物は適切に調整され、色づけ、つや出しをして完成となります。当院では3年の歴史の中で500本ほどのつめ物、被せ物を製作してきましたが、90%以上の高い成功率を誇ります。
セレックにより作れるつめ物・被せ物の種類
- インレー
- クラウン
- ブリッジ
- ラミネートベニア
- インプラント上部構造
キレイな歯が製作できます
e.maxの例
こちらの歯はe.maxというセラミックで院内作製しました。
歯の強度は400Mpaですが、e.maxも400Mpaと充分な強度があり、しかもきれいです。
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前歯のクラウンは112,530円(税込)です
インレーは55,330円(税込)です
強くて白いジルコニアのつめ物、被せ物も院内で作製できます。
ジルコニアはダイヤモンドと同じ硬さがあると言われ、しかも白いため、最近幅広く使われるようになってきました。
ジルコニアを院内で簡単に作製できるため、安価で早く提供できます。※臼歯のクラウンは90,530円(税込)です
セレック症例
1. ハイブリッドレジン CAD/CAM冠
金属冠の周囲にむし歯ができていたため、むし歯を取った後に強化プラスチックであるCAD/CAM冠に置き換えた症例です。型取り時に約3000円、装着時に約4000円を要します。
金属に比べて強度が劣りますが、審美的に良く、金属アレルギーのリスクもありません。
- リスク
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- CAD/CAM冠の強度は270Mpaと歯の400Mpaに比べるとやや劣ります。
- レジンアレルギー患者には適応できません。
- Before
- After1(上から見た写真)
- After2(横から見た写真)
2. e.max ラミネートベニア
神経の無い前歯の変色が気になり、ガラスセラミックで修復した症例です。歯の型取りに1,980円(税込)、仮歯に1,980円(税込)、セラミック代として66,000円(税込)要します。
歯の漂白に比べて歯を削るというデメリットは生じますが、色の変化は生じません。
- リスク
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- 強い力がかかると外れる可能性もあります。
- 来的に歯茎が下がった場合に歯とセラミックの境目が目立つ可能性があります。
Before
After
3. ジルコニア ブリッジ
歯の欠損があり、両隣在歯の形を整えて、強化セラミックで修復した症例です。
歯の補強・型取りの際に1歯につき5,500円(税込)、セラミック代として1歯につき約60,000円〜130,000円(税込)要します。本症例では4歯の修復となります。
保険のブリッジは金属であり、強度としては劣るというデメリットはありますが、白くてきれいな歯が完成します。また金属アレルギーのリスクがありません。
- リスク
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- ブリッジは残っている歯に負担がかかる場合があります。
- 歯の間の清掃を歯間ブラシで続けてもらう必要があります。
- 強度は強いですが、割れた場合は作り直す必要がある場合があります。
※2年の保証期間を設定しております。
Before
After