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歯の大事な機能のひとつに『噛む』という機能があります。歯を失うと、この機能をうまく使えず、快適な食生活ができません。また『噛む』ということは、肥満予防や脳の活性化にもつながる重要な機能であります。そのため、さまざまな方法で歯を補う必要があります。しかし、全て歯が生えている人の噛む力を100%とすると、入れ歯は10~30%、ブリッジは60%ほどといわれています。それに比べ、インプラントは80~90%と天然歯により近い噛み心地を得ることができます。
その優秀なインプラントにも天然歯に大きく劣ってしまうところがあります。それは『歯根膜』です。これは過度にかかりすぎる力をクッションのように逃がしてあげるもので、その中には圧力を鋭敏に感じ、力をコントロールするセンサーがあります。インプラントは骨と直接、結合しているため、この歯根膜がなく、天然歯に比べると感度が劣り、力がダイレクトに骨に伝わります。そのため、噛み合わせには十分に注意することが大事となります。インプラントのメンテナンスでは、この噛み合わせのチェックも大事な検査項目となります。