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インプラント今昔

こんにちは歯科技工士の森です。

皆様はいつ頃からインプラント治療が行われ始めたかご存知でしょうか?

なんと紀元2世紀〜3世紀の古代ローマ時代の人骨からインプラント治療の試みがあり、7世紀のマヤ文明の遺跡から発掘された20代女性の下顎の骨から貝でできたインプラントが埋まっていたそうです。

インプラントが臨床に登場したのは1910年代、その後スクリュー型などが考案されるが予後は著しく悪かった。

そして1952年にスウェーデンのルンド大学のブローネマルク教授によりチタンと骨が結合されることが発見されそこからインプラントの寿命が大きく変わりました。

以前は骨に埋めるチタンが板状のブレードタイプがありブレードタイプは周囲の骨を多く削合しなければならず骨との結合に時間がかかり予後も良くないことから現在ではほとんど治療に使われなくなりました。

そして現在主流であるスクリュータイプが残りチタンスクリューの周りに骨との結合を良くする加工がされるなど改良により予後は日々向上しています。

このように大昔からインプラント治療は始まっており現在では歯科治療の一翼を担う存在となっているわけです。

 

※写真はブレードタイプのインプラント

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