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下歯槽管との距離(インプラントプランニング)

院長の郡です。深夜3時ですが、インプラントご希望のケースが多くプランニングさせて頂いております。

ご用命頂けること光栄に思います。インプラント専門医として貢献していきたいと思います。

 

下顎の臼歯部においては下歯槽神経との距離が最大の注意点になります。

今プランニングしているケースですが、赤い〇が下歯槽神経です。どんなうまい術者でもプランと全く完全に一致するインプラント埋入は無理でしょうから、下歯槽神経との安全域を2mmとるのが通例となります。今回のケースも2mm以上は離しております。

他にはできるだけBIC(Bone Implant Contact)の面積はとれるべくサイズを決めております。骨がインプラントを支えるわけですから、接触面積が必要です。

骨形態と骨の硬さによって、テーパーインプラントを用いるか、ストレートインプラントを用いるかを決めます。下顎臼歯部ではできるだけ、写真のようなストレートタイプのインプラントを用いたいところです。骨が硬いことが多いからです。

また埋入方向は対合歯の口蓋側咬頭方向を向けるように心がけます。術後のインプラントに理想的な咬合力がかかるようにします。

たまに、骨が少なく下歯槽神経との安全域を攻めなければならないケースもあったりします。その場合はドリルストップキットやサージカルガイドを用いて精密な埋入を行います。幸いながら私は20年弱のインプラント臨床の中で下歯槽神経麻痺を起こしたことが一度もありません。今後も気をつけたいところです。

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