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動きやすい下顎総義歯をインプラントにより安定を得る

院長の郡です。

インプラント専門医たる責務を全うし、咀嚼困難の患者を救うことに尽力すべきと考えております。

タイトルの下顎の総入れ歯は咀嚼能力の回復ができますが、義歯が安定しにくいことから使えはするものの

患者が満足するほどの咀嚼機能の回復は難しいです。

そこで、インプラントを用いることで、下顎総義歯の安定は飛躍的に向上いたします。

今回、日本口腔インプラント学会誌の田中穣治先生の論文を閲覧し、学んだ事を記載致します。

 

①インプラント固定の総義歯(IOD)の固定様式には4種類あるが、バーが固定効果が高い

②下顎総義歯で骨吸収が進行しているケースはインプラントの埋入方向に注意する必要がある

①については、私の臨床実感とも一致しました。バーを用いた症例は、複数のインプラントが固定され、1本のインプラントにかかる負担が軽減されて、インプラントの予後(長持ち)にいいと考えております。もちろん義歯も動きにくくなります。一方でバーのコストが高くなることと、清掃性が困難な場合があること等はデメリットにもなります。

 

②については、症例のCT写真のようにインプラントの埋入方向に気をつけないと、舌下動脈を損傷するリスクがあることに気をつける必要があります。そのため、インプラント間の平行性の確立および、アタッチメント義歯の設計を前もって考えた上での治療計画の立案が大切になってくるでしょう。

日々学び、症例毎に治療計画を判断し、低リスクで、患者メリットが高い治療の実践に取り組んで行きます。

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