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インプラント治療を受けた患者さんに対するあるアンケート調査では、77%の方がインプラント手術前に緊張を感じていたと述べており、90%の方が手術中に緊張していたとの報告があります。
外科手術を伴うインプラント治療に対して患者さんが不安や恐怖を感じるのは当然であると思いますし、インターネットでインプラントに関する多量の情報に触れることで、かえって不安を募らせることもあるかと思います。
インプラント手術中に全身状態を悪化させる三大要素は、①精神的ストレス、②身体的ストレス、③局所麻酔薬の成分(エピネフリン)と言われています。中でも、精神的ストレスは最も影響が大きいことがわかっています。簡単なことのようですが、治療中に怖がらせないとか、不安に感じさせないということは、実は非常に大事なことなのです。
治療中に感じる不安や恐怖感を和らげる方法として、笑気ガスによる鎮静法があります。
笑気とは、香気と甘味がある無色の気体である亜酸化窒素を用いた麻酔法で、身体への副作用が少なく、鎮痛・鎮静効果が高いため、特にインプラント手術などの口腔外科手術でよく用いられます。
実際には、鼻の上にマスクやチューブを置き、そこから出てくる笑気と医療用酸素を鼻から吸って頂くだけです。術前の絶飲食や車の運転の制限がないため、患者さんの満足度も高く、当院でも行なっておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。