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こんにちは、歯科医師の中逵です。
インプラント体の骨への埋入術式には大きくわけて2通りあります。
今回は利点欠点を合わせてご説明したいと思います。
【2回法】
インプラント体を埋入後、軟組織によって完全封鎖縫合することで治癒期間を待ち、その後二次手術によりインプラント体の上部を露出させ、補綴を行う方法。
(利点)
インプラント体への外圧の低減、感染リスクの低減に有利
骨補填剤などの使用の際に封鎖に有利
(欠点)
二次手術が必要で身体への負担がある
【1回法】
インプラント体を埋入後、粘膜を貫通した状態で治癒期間を待ち、二次手術の必要なく補綴を進める方法。
(利点)
二次手術が不要で身体への負担が少ない
インプラント体周囲組織の安定が比較的早い
(欠点)
インプラント体に外圧がかかりやすい
術後の感染リスクが低減しにくい