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インプラントの仮歯

インプラント埋入後、インプラント体と骨が結合するのを待つ治癒期間が終わると、上部構造(いわゆる被せもの)の段階に入ってきます。

しかし、すぐに最終的な本歯をいれるのではなく、一度、仮歯にしてお試し期間を作ります。

たまに『仮歯はいるのですか』とご質問を受けることがありますが、実は仮歯はとても重要な役割を果たします。

 

仮歯は本歯と違い、調整の効きやすいレジンという強度の低い材料でできています。

骨と結合したとしてもすぐには大きな負荷をかけれないインプラント体に硬くしっかりした本歯をすぐにいれてしまうと結合が崩れてしまう可能性もあるため、仮歯であまり負荷をかけないようにしながら、徐々に馴らしていきます。

同じ被せものでも、患者様ひとりひとり口腔内は違いますし、また好みの形も変わってきます。完全オーダーメイドの被せものの噛み合わせや形は一度で決まることは少なく、本歯だとなかなか大きな調整が利かないため、仮歯で患者様と何度も試しながら、理想の形に調整し、最終的にそれを本歯で再現していきます。

また、仮歯を入れることで、本歯を入れる際に、歯茎が被せものの形にキレイに沿うよう、歯茎にクセづけをする役割もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもいろいろな役割をもつ仮歯は、より理想に近い本歯を入れるため、とても重要な過程となります。

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