クリニックブログ
Blog
Blog
今日は、インプラントのセルフケアについてお話させてください。
一つ前のインプラントブログでインプラント周囲炎についてご紹介していますが、セルフケアやメンテナンスを怠ってしまうとインプラントも歯周病(インプラント周囲炎)にかかってしまいます。
そのインプラント周囲炎を予防するためにも、残りの他の歯を長持ちさせるためにも日々のセルフケアはもちろん、定期検診はとても大切です。
ご自身で行うケアとして、基本となるのは歯ブラシを用いたブラッシングです。口腔内環境を清潔に保つためにも一本ずつ丁寧にブラシを当てるようにしましょう。インプラントの形によって、磨きやすい道具は人それぞれなので自分にあった歯ブラシや磨き方を衛生士に選んでもらいましょう。
また、歯ブラシの届かない歯間にはフロスや歯間ブラシを使うことで汚れが落とせます。逆に言うと歯ブラシだけでは間の汚れが落とせませんので、せめて1日に1回でも歯ブラシとセットで歯間のケアも行うようにしてください。
歯磨きの仕上げに、殺菌力の高いマウスウォッシュ(洗口剤)を使うことで菌の繁殖も抑えられます。マウスウォッシュも種類がいくつかありますので衛生士にご相談ください。
インプラント周囲炎は症状が出にくく、進行していてもご自身では中々気付きにくいものです。自分自身でもインプラントのまわりの歯茎の状態などを気にかけていただき、定期検診で専門的なメインテナンスを受けてできるだけ長く維持しましょう。
インプラントを長く保つためには歯科医師・歯科衛生士と患者様が二人三脚で予防に取り組むことが大切です。