インプラント治療に関わる歯科医師
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院長 郡 英寛
日本口腔インプラント学会所属
インプラント治療歴15年
日本口腔インプラント学会所属
(専門医認定試験合格)
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三輪 敦
日本口腔インプラント学会所属
インプラント治療歴9年
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高尾 直宏
日本口腔インプラント学会所属
KIRGインプラント100時間コース履修
日本口腔外科学会認定医取得
Staff
日本口腔インプラント学会所属
インプラント治療歴15年
日本口腔インプラント学会所属
(専門医認定試験合格)
日本口腔インプラント学会所属
インプラント治療歴9年
日本口腔インプラント学会所属
KIRGインプラント100時間コース履修
日本口腔外科学会認定医取得
インプラントの成功率は95%以上と言われます。高い成功率を誇りますが、残念ながら失敗する症例や長期維持ができない症例もあるということです。
私も13年のインプラントの経験の中で残念ながらインプラントの撤去になったり、やり直しや修理になったりする症例もあります。できるだけこのような症例をなくすべく、インプラント治療およびメインテナンスを行うように努力しています。一度インプラントで歯を作ったら、その歯を一生もたせたいという思いがあります。
インプラントは有効な治療であることは間違いありませんが、万能ではありません。その部分を当院の総力をもって埋め合わせができれば幸いです。
院長の郡は歯科医師になった時よりインプラントに興味をもち、多くのインプラント経験を積んで参りました。また、同時にインプラントに関する研究も行い、数々の学会発表、雑誌へ投稿も行ってきました。
これからもインプラント学の発展のため、ひいては治療させていただく患者様のために自己研鑽をつみ、学会発表を行い情報発信をしていきたいと考えます。
時期 | 場所 | 内容 | タイトル |
---|---|---|---|
2006年 | 長崎 | 学会発表 | 天然歯とインプラントを連結した長期症例 |
2007年 | デンタルダイヤモンド | 雑誌掲載 | ERAアタッチメントとバーアタッチメントを併用したインプラントオーバーデンチャーの作製 |
2008年 | 補綴誌 | 雑誌掲載 | インプラント咬合にエビデンスはあるか? |
2008年 | 九州大学 | 発表 | 天然歯とインプラントのinterproximal contactの経時的離開 (中間発表優秀賞受賞) |
2008年 | 東京 | 学会発表 | 審美領域における即時埋入、即時負荷:歯間乳頭、歯肉退縮に関する経過観察 |
2009年 | 補綴臨床 | 雑誌掲載 | インプラントオーバーデンチャーの荷重開始時期 |
2009年 | 京都 | 学会発表 | 天然歯とインプラントのInterproximal Contactの経時的離解に関する統計学的解析 (日本補綴歯科学会課題口演コンペティション優秀賞受賞) |
2010年 | 九州大学 | 学位論文 | 天然歯とインプラントのInterproximal Contactの経時的離開に関する研究 |
2010年 | 国際雑誌 | 論文掲載 | Statistical Analyses of the Diachronic Loss of Interproximal Contact between Fixed Implant Prostheses and Adjacent Teeth. |
2010年 | クインテッセンス | 雑誌掲載 | 天然歯とインプラント補綴装置の隣接面コンタクト(Interproximal Contact)は経時的に離開するのか? |
2011年 | 鹿児島 | 学会発表 | 歯周病がインプラントと天然歯の隣接面コンタクトの離開と食片圧入に与える影響 |
2011年 | 福岡 | 発表 | 天然歯とインプラント補綴装置の隣接面コンタクト(Interproximal Contact)の経時的離開 |
2011年 | 名古屋 | 専門医申請ケースプレゼンテーション | 下顎右側臼歯部にインプラントを用いて咀嚼機能を回復した1症例.第41回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会 |
2011年 | クインテッセンス | 雑誌掲載 | インプラント周囲骨レベルの維持のためのネック部形状:システマティックレビュー |
2012年 | 東京 | 学会発表 | コンピューターガイドを用いて上顎無歯顎に対して行ったインプラント即時荷重100症例の検証 |
2012年 | 広島 | 専門医申請ケースプレゼンテーション | インプラントオーバーデンチャーを用いて下顎骨半側切除後の咀嚼機能を回復した症例 |
2013年 | 福岡 | 学会発表 | ガイドサージェリーを用いた上顎無歯顎症例への即時荷負荷についての後ろ向き臨床的評価 (優秀研究発表) |
2014年 | クインテッセス | 雑誌掲載 | 上顎無歯顎に対してガイディッドフラップレスサージェリーを用いてインプラントによる即時負荷を行った症例(ケースシリーズ)の臨床成績評価 <第三回クインテッセンス論文奨励賞優秀論文賞> |
2014年 | 補綴誌 | 雑誌掲載 | インプラントオーバーデンチャーを用いて下顎骨半側切除後の咀嚼機能を回復した症例 |
2014年 | 東京 | 学会発表 | インプラント補綴装置装着後の隣接面コンタクトの離開の原因についての検討 (優秀研究発表賞受賞) |
これらの賞状は、それ自体は紙切れにすぎませんが、それをもらうのに費やした努力が一枚一枚の紙にあります。その努力を思い出すと、がんばってよかったなぁと思います。名誉な賞を頂き光栄に思います。
これからも賞状のためではなく、目の前の患者様のため、歯科医療の発展のために研鑽を積んで参りたいと思います。
インプラントは天然歯よりも細菌感染に弱く、インプラント周囲炎(天然歯で言う歯周病)に罹患すると周囲の骨の吸収が大きくなりやすく、歯ぐきから血やウミが出たり、インプンラントの動揺や最終的にインプラント脱落の可能性まで考えられます。
そのため、術前の歯周病の治療を徹底しており、術後にもインプラントを含め、口腔内の環境管理を重要と考え、メインテナンスを行っております。
外科手術を伴うインプラント治療では、徹底した感染対策(多種にわたる器材、および術者、介助者)が必要です。
その上で、CTなどの精密診断機器で術前検査を行い、しっかりと診断し、豊富な経験と知識に基づいて治療を行うことが大事であると考えます。
また、事前にプラークコントロール、歯周治療を行い、術後は専門的メインテナンスを定期的に必ず継続することが、インプラントの長期維持に不可欠であると考えます。
最近では、インプラントを入れている患者様は老若男女問わず、1本の方もいれば、15本前後入れている方もおり、本数も様々です。
もちろんセルフケアでトラブルを予防する事も大事ですが、インプラントの形態や口腔内の状況により、セルフケアが困難なかたはメインテナンスの来院回数を増やして、インプラント周囲炎の予防に努めています。また、頻回のメインテナンスを行う事で、炎症が起きてしまっている所に対し、早期に治療する事ができます。
一人一人の患者様に対して、状況に応じたメインテナンス時期、方法を考え、選択しています。
インプラントは天然歯と違い、神経がないので、何か問題が起きても症状がなく、患者様自身で変化に気付くことが困難です。気付いた時には、時すでに遅しで、インプラント撤去になってしまうことが多いです。
その為、インプラントはじめの問診、口腔内診査、検査、レントゲンに重きを置き、細かな変化にもいち早く気付けるよう注意しております。
インプラントは、天然歯より感染すると進行が早いため、より早く異変に気付いて処置することが大切です。
また、インプラントを失わない為には天然歯と同様、むしろそれ以上にセルフケアが重要です。
日々のセルフケアがうまくできるよう、患者様にあったケアをおすすめできるよう努めたいと思っております。